起源や背景

キャニオニングの起源に関しては諸説ありますが、元々は探検家たちが「未踏の景色」を求めて沢に入るようになったのが起源と言われており、レジャーとしてのキャニオニングは1900年代後半からヨーロッパで親しまれるようになったというのが定説です。

日本では古くから登山のバリエーションとしての沢登りが親しまれており、その一環でキャニオニングの要素を含んだ遊び(スライダーや飛び込み)は行われていましたが、純粋に下りを楽しむキャニオニングに関しては1998年に群馬県みなかみ町で商業ツアーがスタートしたのが最初と言われています。

群馬県みなかみ町で楽しまれているスライダー主体のキャニオニングコース

様々なキャニオニング

日本では一般的にスライダーや飛び込みのみのイメージが強いキャニオニングですが、難易度の高い渓谷ではロープを使った懸垂下降なども行われ、本場ヨーロッパではロープテクニックを駆使して普通では見られない景色を見に行くのが醍醐味とされています。

また、アメリカではキャニオニアリング(Canyoneering)とも呼ばれ、水の無い渓谷(ドライキャニオン)を探検したり、高低差のほとんどない渓谷の中を散歩するCanyon Walkingのようなアクティビティも楽しまれており、世界では総じて「渓谷を楽しむ」という意味で「Canyon-“ing”」という言葉が使われています。

アメリカ ユタ州にあるドライキャニオン

キャニオニングは危険?

そもそもキャニオニングが行われる渓谷という環境そのものが安全が保証された環境ではありません。

キャニオニングはクライミングや登山などに代表されるような「登攀要素」やカヤックやラフティングなどに代表されるような「ホワイトウォーター要素」を有する、いわゆる「エクストリームスポーツ」の一種です。

登山やスキーがそうであるように、十分な知識が技術を持たずに行えば怪我はもちろん、最悪の場合死のリスクもあるスポーツです。

キャニオニングを楽しむにあたっては必ず十分な技術・知識・装備を準備したうえで、万が一の際にも対応可能な上級者や専門家と一緒に楽しみましょう。

CICによるキャニオニングの技術指導

※JCAでは上部団体であるCICより国際キャニオニングインストラクターを招致しての講習を行っています。(詳細はこちら